コンクリート+ナチュラル=OK!Google
晴ればかりが続いたかと思えば、今度は雨ばかりが続きます…変な天候ですね(・・;)
異常気象も日常茶飯事に成って来たので気候変動と言われる様になり、その内北海道は東北にでも成ってしまうのでしょうか…
お隣のそのまた隣町から、塀が倒れかかっており、通学路にも成っているので心配でならない、何とかして欲しいという事でした。
Before
画像では分かり難いかも知れませんが、塀が屈曲して折れ曲がって倒れて来ておりました。
胆振東部地震の影響かと思ったら、造設してから6年目でこの様なワヤなありさまとの事…
地震でないとしたら、土圧や凍上の影響であるのは、ほぼ間違いないと思いましたが、クラックはこの一箇所に集中しているのは何故、いったい何が起こっているのか…(-“-)
After
今回のお客様は1期工事と2期工事で、この様な完成形で御座います。
樹木って凄いですね!
この1本を植えただけで、景を一新させてしまうだけの力が有るのですから。
このシンボルツリーは、ヤマボウシの株立で御座います。
因みに1期工事完成時はこんな感じー!
1期工事は既存の塀の解体と庭木と庭石の撤去。
RCコンクリート土留め工+プチ花台。
表面は黒土を均して完了。
しかしグランドマザーが、この殺風景感は何とか成らないの?と上の2期工事に至った訳で御座います。
何故、この様なワヤな事態に陥ってしまったのか、原因が少しずつ見えてまいりました…
かなり傾いていますので、ココを小学生が毎日登校すると思ったら、それはそれは心配にも成ります。
積みブロック塀の表面にタイルを施した塀です。
裏側をよく見てみると縦目地施工しておりませんので、ブロック内に雨水の侵入を早めてしまい芳しくありません。
既存の塀を解体し、掘削してみて徐々にビックリポンな実態が明らかに…
写真は違いますが、底版コンクリートからの縦筋が2本しか見当たりませんでした…これは雨水の侵入により、サビて朽ち果ててしまったのか、はた又初めから配置されていなかったのか…よく今まで倒れず残っておりました!
バットレス(控え壁)は一切無しです。
写真は雨水管なのですが、これは今回の工事で発見して再接続したもので、管にはツッペがしてあり、接続部から漏れ出した状態でした…これが最大の要因かと思われます!
おまけに写真の様にココの地盤は粘土地で水引きが悪く、施工中に大雨が降らなければ、現場でも殺された管が活きている事に気が付いたかどうか…
正に恵みの雨…亡くなったご主人様が教えてくれたのでは?って思う様なギリのタイミングでした。
先に述べた様な要因が重なり、この様な大事に陥るビックリポンな現場でした。
この辺りは粘土地なので、水はけばかりは致し方ありませんので、小さなひび割れは発生するかと思われますが、以前の様な短期間で屈折して倒れて来る様な事は無いと思います。
高さも抑え、補強もしましたので倒れる事は無いと思いますので、ご安心下さい。
来春は、花を植える予定らしいので、楽しみですね。
ビックリポン いしかわ